留めるの読み方と意味、「とめる」と「とどめる」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「留める」という言葉があります。

 

この留めるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
留めるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは留めるの読み方と意味、「とめる」と「とどめる」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.留めるの正しい読み方は「とめる」「とどめる」?

 

では留めるの正しい読み方は、「とめる」「とどめる」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、留めるの正しい読み方は「とめる」「とどめる」の両方になります

 

留めるの”留”は「と(める)」「とど(める)」「りゅう」「る」と読むことができます。

 

 

ただ留めるは「とめる」「とどめる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で留めるの意味と類義語について解説していきます。

 

2.留めるの意味と類義語について

 

では留めるの意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず留める(とめる)は「引きとめること。行かせないようにすること/固定して離れないようにすること/目や耳を向けること/あとに残るようにすること」の意味として用いられています。

 

 

留(と)めるを用いた例文としては、「書類をピンで留(と)める」や、
「心に留(と)めておくよ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「固定して離れないようにすること」の意味で、
後者の例文は「あとに残るようにすること」の意味で使用しています。

 

 

 

留めるを「とめる」と読むと上記のような意味になりますが、「とどめる」と読むと「移動させないで、元の所にいさせること/元の形のままで、あとに残すこと/ある範囲・限度内で終らせること」の意味となります

 

 

留(とど)めるを用いた例文としては、「記録に留(とど)める」や、
「とりあえず聞くだけに留(とど)める」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「元の形のままで、あとに残すこと」の意味で、
後者の例文は「ある範囲・限度内で終らせること」の意味で使用しています。

 

 

 

また留めるの類義語としては、「残留(ざんりゅう)・残存(ざんそん)・余韻(よいん)・在留(ざいりゅう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても留めると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「留めるの読み方と意味、”とめる”と”とどめる”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 留めるの正しい読み方は「とめる」「とどめる」の両方。
  • 留める(とめる)は「引きとめること。行かせないようにすること/固定して離れないようにすること/目や耳を向けること/あとに残るようにすること」の意味。
  • 留める(とどめる)は「移動させないで、元の所にいさせること/元の形のままで、あとに残すこと/ある範囲・限度内で終らせること」の意味。
  • 留めるの類義語には、「残留・残存・余韻・在留」などがある。

 

 

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