さて日常的に使われるもので「灯油」という言葉があります。
この灯油に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
灯油がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは灯油の読み方と意味、「ともしびあぶら」と「とうゆ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.灯油の正しい読み方は「ともしびあぶら」「とうゆ」?
では灯油の正しい読み方は、「ともしびあぶら」「とうゆ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、灯油の正しい読み方は「とうゆ」「ともしあぶら」「とぼしあぶら」になります。
灯油の”灯”は「ともしび」「ともし」「とぼし」「とう」、”油”は「あぶら」「ゆ」と読むことができますが、灯油を「ともしびあぶら」と読むのは間違いです。
一般的には灯油は「とうゆ」と読むことがほとんどです。
ただ灯油は「とうゆ」「ともしあぶら」「とぼしあぶら」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また灯油(とうゆ)のように「灯(とう)」が用いられている言葉には、
「灯明(とうみょう)・灯籠(とうろう)・灯火(とうか)・灯台(とうだい)」などがあります。
灯油(とうゆ)のように「油(ゆ)」が用いられている言葉には、
「油脂(ゆし)・油煙(ゆえん)・油田(ゆでん)・石油(せきゆ)」などがあります。
次の章で灯油の意味と類義語について解説していきます。
2.灯油の意味と類義語について
では灯油の意味と類義語について見ていきましょう。
まず灯油(とうゆ)は「灯火用の油のこと/原油を蒸留(じょうりゅう)したとき、摂氏(せっし)150〜250度で取り出される油のこと」の意味として用いられています。
後者の意味で、精製度の高いものは灯火・暖房用に使用され、
精製度の低いものは発動機燃料・塗料用溶剤などに使用されます。
灯油を「とうゆ」と読むと上記のような意味になりますが、
「ともしあぶら」「とぼしあぶら」と読むと「灯火用の油のこと」の意味のみとなります。
このように灯油は「とうゆ」「ともしあぶら」「とぼしあぶら」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また灯油の類義語としては、「石油(せきゆ)・軽油(けいゆ)・重油(じゅうゆ)・ガソリン」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても灯油と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「灯油の読み方と意味、”ともしびあぶら”と”とうゆ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 灯油の正しい読み方は「とうゆ」「ともしあぶら」「とぼしあぶら」で、「ともしびあぶら」は間違い。
- 灯油(とうゆ)は「灯火用の油のこと/原油を蒸留したとき、摂氏150〜250度で取り出される油のこと」の意味。
- 灯油(ともしあぶら、とぼしあぶら)は「灯火用の油のこと」の意味。
- 灯油の類義語には、「石油・軽油・重油・ガソリン」などがある。