結論から言ってしまうと、灯油の正しい読み方は「とうゆ」「ともしあぶら」「とぼしあぶら」になります。
灯油の”灯”は「ともしび」「ともし」「とぼし」「とう」、”油”は「あぶら」「ゆ」と読むことができますが、灯油を「ともしびあぶら」と読むのは間違いです。
一般的には灯油は「とうゆ」と読むことがほとんどです。
ただ灯油は「とうゆ」「ともしあぶら」「とぼしあぶら」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また灯油(とうゆ)のように「灯(とう)」が用いられている言葉には、
「灯明(とうみょう)・灯籠(とうろう)・灯火(とうか)・灯台(とうだい)」などがあります。
灯油(とうゆ)のように「油(ゆ)」が用いられている言葉には、
「油脂(ゆし)・油煙(ゆえん)・油田(ゆでん)・石油(せきゆ)」などがあります。
次の章で灯油の意味と類義語について解説していきます。
灯油(とうゆ)は「灯火用の油のこと/原油を蒸留(じょうりゅう)したとき、摂氏(せっし)150~250度で取り出される油のこと」の意味として用いられています。
後者の意味で、精製度の高いものは灯火・暖房用に使用され、
精製度の低いものは発動機燃料・塗料用溶剤などに使用されます。
灯油を「とうゆ」と読むと上記のような意味になりますが、
「ともしあぶら」「とぼしあぶら」と読むと「灯火用の油のこと」の意味のみとなります。
このように灯油は「とうゆ」「ともしあぶら」「とぼしあぶら」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また灯油の類義語としては、「石油(せきゆ)・軽油(けいゆ)・重油(じゅうゆ)・ガソリン」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても灯油と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「灯油の読み方と意味、”ともしびあぶら”と”とうゆ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>