結論から言ってしまうと、歯朶の正しい読み方は「しだ」になります。
歯朶の”朶”は「た」「だ」と読むことはできますが、「の」と読むことはできないので、歯朶を「しの」と読むのは間違いです。
次の章で歯朶の意味について解説していきます。
※上はウラジロの写真
歯朶は「シダ植物の総称のこと/ウラジロの別名のこと」の意味として用いられています。
花はなく、胞子で増えて、維管束を持ち、主に陸上に生えます。
一般的によく聞く名前では、ワラビ・ゼンマイ・ウラジロなどがシダ植物の仲間です。
※上はウラジロの新芽の写真
※上はウラジロの葉の裏の写真
ウラジロというのは”ウラジロ科の常緑シダ植物のこと”で、暖地に群生し、葉は羽状で裏は白く、正月のしめ飾りに付けられます。
ウラジロは葉の表側は緑色なのに対して、裏側が白色っぽくなっていることから、漢字では”裏白”と表記されます。
以上が「歯朶の読み方と意味、”しだ”と”しの”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど