さて日常的に使われるもので「放る」という言葉があります。
この放るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
放るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは放るの読み方と意味、「はなる」と「ほうる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.放るの正しい読み方は「はなる」「ほうる」?
では放るの正しい読み方は、「はなる」「ほうる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、放るの正しい読み方は「はなる」「ほうる」の両方になります。
放るの”放”は「はな(す)」「はな(れる)」「ほう(る)」と読むことができます。
一般的には放るは「ほうる」と読むことがほとんどです。
ただ放るは「はなる」「ほうる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で放るの意味と類義語について解説していきます。
2.放るの意味と類義語について
では放るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず放る(はなる)は「繋いだものが解けること。自由になること/矢や弾丸などが発射されること」の意味として用いられています。
放るを「はなる」と読むと、「放(はな)れる」の文語形(書き言葉)になります。
放るを「はなる」と読むと上記のような意味になりますが、「ほうる」と読むと「持っている物を離れた所へ向けて投げること/途中でやめること/手をつけずに放置すること」の意味となります。
このように放るは「はなる」「ほうる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
放るを用いた例文としては、「宿題を放(ほう)ってゲームをする」や、
「放(ほう)っておくと悪化してしまう」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「途中でやめること」の意味で、
後者の例文は「手をつけずに放置すること」の意味で使用しています。
また放る(ほうる)の類義語としては、「投下(とうか)・放擲(ほうてき)・投棄(とうき)・断念(だんねん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても放ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「放るの読み方と意味、”はなる”と”ほうる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 放るの正しい読み方は「はなる」「ほうる」の両方。
- 放る(はなる)は「繋いだものが解けること。自由になること/矢や弾丸などが発射されること」の意味。
- 放る(ほうる)は「持っている物を離れた所へ向けて投げること/途中でやめること/手をつけずに放置すること」の意味。
- 放る(ほうる)の類義語には、「投下・放擲・投棄・断念」などがある。