さて日常的に使われることはあまりないですが、「有縁」という言葉があります。
この有縁に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
有縁がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは有縁の読み方と意味、「うえん」と「ゆうえん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.有縁の正しい読み方は「うえん」「ゆうえん」?
では有縁の正しい読み方は、「うえん」「ゆうえん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、有縁の正しい読み方は「うえん」になります。
有縁の”有”は「あ(る)」「ゆう」「う」と読むことができますが、
有縁は「うえん」と読むのが正しく、「ゆうえん」と読むのは間違いです。
また有縁(うえん)のように「有(う)」が用いられている言葉には、
「有無(うむ)・稀有(けう)・有卦(うけ)・有心(うしん)」などがあります。
有縁(うえん)のように「縁(えん)」が用いられている言葉には、
「無縁(むえん)・血縁(けつえん)・内縁(ないえん)・良縁(りょうえん)」などがあります。
次の章で有縁の意味と類義語について解説していきます。
2.有縁の意味と類義語について
では有縁の意味と類義語について見ていきましょう。
まず有縁は「仏や菩薩(ぼさつ)に教えを受ける縁(えん)があること/何らかの関係があること」の意味として用いられています。
有縁を用いた例文としては、「有縁の人々」や、
「この一族に有縁のあるもの」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「仏や菩薩に教えを受ける縁があること」の意味で、
後者の例文は「何らかの関係があること」の意味で使用しています。
また有縁の類義語としては、「因縁(いんねん)・続柄(つづきがら)・縁故(えんこ)・所縁(ゆかり)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても有縁と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「有縁の読み方と意味、”うえん”と”ゆうえん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 有縁の正しい読み方は「うえん」で、「ゆうえん」は間違い。
- 有縁は「仏や菩薩に教えを受ける縁があること/何らかの関係があること」の意味。
- 有縁の類義語には、「因縁・続柄・縁故・所縁」などがある。