さて日常的に使われるもので「抱く」という言葉があります。
この抱くに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
抱くがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは抱くの読み方と意味、「だく」と「いだく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.抱くの正しい読み方は「だく」「いだく」?
では抱くの正しい読み方は、「だく」「いだく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、抱くの正しい読み方は「だく」「いだく」の両方になります。
抱くの”抱”は「だ(く)」「いだ(く)」「かか(える)」「ほう」と読むことができます。
ただ抱くは「だく」「いだく」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で抱くの意味と類義語について解説していきます。
2.抱くの意味と類義語について
では抱くの意味と類義語について見ていきましょう。
まず抱く(だく)は「腕の中に抱(かか)え込むこと/男性が女性と性交すること」の意味として用いられています。
抱くを「だく」と読むと上記のような意味になりますが、
「いだく」と読むと「腕の中に抱え込むこと/心の中に感情・考えなどを持つこと」となります。
ただ「いだく」と読むときは、「心の中に感情・考えなどを持つこと」の意味で使われることが多いです。
このように抱くは「だく」「いだく」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
抱くを用いた例文としては、「赤ちゃんを抱く」や、
「悪意を抱(いだ)く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「腕の中に抱え込むこと」の意味で、
後者の例文は「心の中に感情・考えなどを持つこと」の意味で使用しています。
また抱くの類義語としては、「抱合(ほうごう)・抱擁(ほうよう)・抱っこ(だっこ)・ハグ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても抱くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「抱くの読み方と意味、”だく”と”いだく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 抱くの正しい読み方は「だく」「いだく」の両方。
- 抱く(だく)は「腕の中に抱え込むこと/男性が女性と性交すること」の意味。
- 抱く(いだく)は「腕の中に抱え込むこと/心の中に感情・考えなどを持つこと」の意味。
- 抱くの類義語には、「抱合・抱擁・抱っこ・ハグ」などがある。