結論から言ってしまうと、有卦の正しい読み方は「うけ」になります。
有卦の”有”は「あ(る)」「ゆう」「う」、”卦”は「か」「け」と読むことができますが、有卦は「うけ」と読むのが正しく、「ゆうけ」と読むのは間違いです。
また有卦(うけ)のように「有(う)」が用いられている言葉には、
「有心(うしん)・有無(うむ)・稀有(けう)・有頂天(うちょうてん)」などがあります。
有卦(うけ)のように「卦(け)」が用いられている言葉には、
「八卦(はっけ)・卦体(けたい)・本卦(ほんけ)・無卦(むけ)」などがあります。
次の章で有卦の意味と類義語について解説していきます。
有卦は「陰陽道(おんようどう)で、干支による運勢が吉運の年回りのこと」の意味として用いられています。
陰陽道というのは、”中国伝来の陰陽五行説に基づき、天文・暦数・卜筮(ぼくぜい)などの知識を用いて、吉凶・禍福(かふく)を占う方術のこと”です。
有卦の吉年は7年続き、次の5年は無卦(むけ)の凶年が続くとされています。
また有卦の類義語としては、「盛運(せいうん)・利運(りうん)・開運(かいうん)・幸運(こううん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても有卦と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「有卦の読み方と意味、”うけ”と”ゆうけ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>