結論から言ってしまうと、尽くの正しい読み方は「つく」「ことごとく」の両方になります。
尽くの”尽”は「つ(きる)」「ことごと(く)」「じん」と読むことができます。
ただ尽くは「つく」「ことごとく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
また「ことごとく」というのは、尽くの他にも”悉く”と書き表されることがあるので覚えておきましょう。
次の章で尽くの意味と類義語について解説していきます。
尽く(つく)は「次第に減っていって、なくなること/続いていたものが終わること。途絶えること」の意味として用いられています。
尽くを「つく」と読むと上記のような意味になりますが、
「ことごとく」と読むと「全部。すべて。残らず」の意味となります。
このように尽くは「つく」「ことごとく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えてきましょう。
尽くを用いた例文としては、「寿命が尽(つ)く」や、
「計画は尽(ことごと)く失敗した」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「続いていたものが終わること。途絶えること」の意味で、
後者の例文は「全部。すべて。残らず」の意味で使用しています。
また尽く(ことごとく)の類義語としては、「網羅(もうら)・例外なく(れいがいなく)・余さず(あまさず)・根こそぎ(ねこそぎ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても尽くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「尽くの読み方と意味、”つく”と”ことごとく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>