さて日常的に使われるもので「行く」という言葉があります。
この行くに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
行くがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは行くの読み方と意味、「ゆく」と「いく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.行くの正しい読み方は「ゆく」「いく」?
では行くの正しい読み方は、「ゆく」「いく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、行くの正しい読み方は「ゆく」「いく」の両方になります。
行くの”行”は「い(く)」「ゆ(く)」「こう」「ぎょう」と読むことができます。
ただ一般的には行くは「いく」と読むことが多いです。
次の章で行くの意味と類義語について解説していきます。
2.行くの意味と類義語について
では行くの意味と類義語について見ていきましょう。
まず行くの意味は下記のとおりです。
- その場所から他へ移動すること
- 目的地へ向かって進むこと
- 年月が過ぎ去ること
- 雲や川の水が流れ去ること
- 年をとること
- 物事が捗(はかど)ること
- 物事が行われること
- 気持ちが十分満足すること
- 嫁にいくこと。嫁(とつ)ぐこと
- (”動詞の連用形+て”の形に付いて)物事の進行・継続を表す
ただ”行って”や”行った”の場合には、「ゆって」「ゆった」と読むことはできず、「いって」「いった」としか読むことはできないので覚えておきましょう。
そして行くは「いく」「ゆく」のどちらで読んでも意味は同じですが、
口語(話し言葉)のときは「いく」、文語(書き言葉)のときは「ゆく」と使われることが多いです。
行くを用いた例文としては、「今回はその方法で行く」や、
「真面目に生きて行く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事が行われること」の意味で、後者の例文は「(”動詞の連用形+て”の形に付いて)物事の進行・継続を表す」の意味で使用しています。
また行くの類義語としては、「赴く(おもむく)・訪ねる(たずねる)・伺う(うかがう)・参る(まいる)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても行くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「行くの読み方と意味、”ゆく”と”いく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 行くの正しい読み方は「ゆく」「いく」の両方。
- 行くの類義語には、「赴く・訪ねる・伺う・参る」などがある。
<行くの意味>
- その場所から他へ移動すること
- 目的地へ向かって進むこと
- 年月が過ぎ去ること
- 雲や川の水が流れ去ること
- 年をとること
- 物事が捗ること
- 物事が行われること
- 気持ちが十分満足すること
- 嫁にいくこと。嫁ぐこと
- (”動詞の連用形+て”の形に付いて)物事の進行・継続を表す