さて日常的に使われるもので「来す」という言葉があります。
この来すに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
来すがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは来すの読み方と意味、「こす」と「きたす」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.来すの正しい読み方は「こす」「きたす」?
では来すの正しい読み方は、「こす」「きたす」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、来すの正しい読み方は「きたす」になります。
来すの”来”は「く(る)」「きた(す)」「こ(い)」「らい」と読むことができますが、来すは「きたす」と読むのが正しく、「こす」と読むのは間違いです。
次の章で来すの意味と類義語について解説していきます。
2.来すの意味と類義語について
では来すの意味と類義語について見ていきましょう。
まず来すは「ある結果や状態を生じさせること」の意味として用いられています。
来すというのは、ほとんどが”好ましくない事態”について用いられます。
来すを用いた例文としては、「支障を来す」や、
「異常を来す」のような使い方で用いられています。
また来すの類義語としては、「発生(はっせい)・生起(せいき)・勃発(ぼっぱつ)・励起(れいき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても来すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「来すの読み方と意味、”こす”と”きたす”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 来すの正しい読み方は「きたす」で、「こす」は間違い。
- 来すは「ある結果や状態を生じさせること」の意味。
- 来すの類義語には、「発生・生起・勃発・励起」などがある。