結論から言ってしまうと、所在の正しい読み方は「しょざい」になります。
所在の”所”は「ところ」「しょ」、”在”は「あ(る)」「ざい」と読むことができますが、所在は「しょざい」と読むのが正しく、「ありか」と読むのは間違いです。
「ありか」というのは、”在処・在り処”と書き表されるため注意が必要です。
また所在(しょざい)のように「所(しょ)」が用いられている言葉には、
「所属(しょぞく)・関所(せきしょ)・箇所(かしょ)・急所(きゅうしょ)」などがあります。
所在(しょざい)のように「在(ざい)」が用いられている言葉には、
「在庫(ざいこ)・在勤(ざいきん)・存在(そんざい)・介在(かいざい)」などがあります。
次の章で所在の意味について解説していきます。
所在は「物事が存在する所。また、人の居る場所のこと/すること。行為」の意味として用いられています。
所在を用いた例文としては、「責任の所在をはっきりさせる」や、
「所在がないため寝て過ごす」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事が存在する所のこと」の意味で、
後者の例文は「すること。行為」の意味で使用しています。
一般的には所在は「物事が存在する所。また、人の居る場所のこと」の意味で使われることがほとんどです。
また所在の類義語としては、「居所(きょしょ)・住所(じゅうしょ)・座標(ざひょう)・居場所(いばしょ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても所在と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「所在の読み方と意味、”ありか”と”しょざい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど