さて日常的に使われるもので「却って」という言葉があります。
この却ってに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは却っての読み方と意味、「きょって」と「かえって」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.却っての正しい読み方は「きょって」「かえって」?
では却っての正しい読み方は、「きょって」「かえって」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、却っての正しい読み方は「かえって」になります。
却っての”却”は「かえ(って)」「きゃく」と読むことはできますが、
「きょ」と読むことはできず、却ってを「きょって」と読むのは間違いです。
次の章で却っての意味と類義語について解説していきます。
2.却っての意味と類義語について
では却っての意味と類義語について見ていきましょう。
まず却っては「予想とは反対になるさま。反対に」の意味として用いられています。
却ってを用いた例文としては、「儲けようとしたら、却って損をした」や、
「安物を買ったら、却って高くついた」のような使い方で用いられています。
また却っての類義語としては、「寧ろ(むしろ)・裏腹(うらはら)・誤算(ごさん)・予想外(よそうがい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても却ってと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「却っての読み方と意味、”きょって”と”かえって”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 却っての正しい読み方は「かえって」で、「きょって」は間違い。
- 却っては「予想とは反対になるさま。反対に」の意味。
- 却っての類義語には、「寧ろ・裏腹・誤算・予想外」などがある。