さて日常的に使われるもので「先ず」という言葉があります。
この先ずに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
先ずがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは先ずの読み方と意味、「まず」と「せんず」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.先ずの正しい読み方は「まず」「せんず」?
では先ずの正しい読み方は、「まず」「せんず」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、先ずの正しい読み方は「まず」「せんず」の両方になります。
先ずの”先”は「ま(ず)」「さき」「せん」と読むことができます。
一般的には先ずは「まず」と読むことがほとんどです。
ただ先ずは「まず」「せんず」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で先ずの意味について解説していきます。
2.先ずの意味について
では先ずの意味について見ていきましょう。
まず先ず(まず)は「順序として先に。最初に/とりあえず。とにかく/多分。おそらく」の意味として用いられています。
先ずを「まず」と読むと上記のような意味になりますが、「せんず」と読むと「他より先に事を行うこと。先を越すこと。先(さき)んずる」の意味のみとなります。
このように先ずは「まず」「せんず」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
先ずを用いた例文としては、「先(ま)ずは基礎から覚えよう」や、
「これなら先(ま)ず失敗することはない」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「順序として先に。最初に」の意味で、
後者の例文は「多分。おそらく」の意味で使用しています。
以上が「先ずの読み方と意味、”まず”と”せんず”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 先ずの正しい読み方は「まず」「せんず」の両方。
- 先ず(まず)は「順序として先に。最初に/とりあえず。とにかく/多分。おそらく」の意味。
- 先ず(せんず)は「他より先に事を行うこと。先を越すこと。先んずる」の意味。