さて日常的に使われるもので「何れ」という言葉があります。
この何れに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
何れがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは何れの読み方と意味、「なにれ」と「いずれ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.何れの正しい読み方は「なにれ」「いずれ」?
では何れの正しい読み方は、「なにれ」「いずれ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、何れの正しい読み方は「いずれ」になります。
何れの”何”は「なに」「なん」「いず(れ)」と読むことができますが、
何れは「いずれ」と読むのが正しく、「なにれ」と読むのは間違いです。
次の章で何れの意味と類義語について解説していきます。
2.何れの意味と類義語について
では何れの意味と類義語について見ていきましょう。
まず何れは「どれ。どちら。どっち/どういう成り行きになるとしても。どっちみち/いつとははっきり言えないが、近いうちに。そのうちに」の意味として用いられています。
何れを用いた例文としては、「上手く隠しても何れはバレる」や、
「何れそちらへ伺います」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「どういう成り行きになるとしても。どっちみち」の意味で、後者の例文は「いつとははっきり言えないが、近いうちに。そのうちに」の意味で使用しています。
また何れの類義語としては、「結局(けっきょく)・所詮(しょせん)・必至(ひっし)・遅かれ早かれ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても何れと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「何れの読み方と意味、”なにれ”と”いずれ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 何れの正しい読み方は「いずれ」で、「なにれ」は間違い。
- 何れは「どれ。どちら。どっち/どういう成り行きになるとしても。どっちみち/いつとははっきり言えないが、近いうちに。そのうちに」の意味。
- 何れの類義語には、「結局・所詮・必至・遅かれ早かれ」などがある。