さて日常的に使われるもので「些か」という言葉があります。
この些かに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは些かの読み方と意味、「いささか」と「やぶさか」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.些かの正しい読み方は「いささか」「やぶさか」?
では些かの正しい読み方は、「いささか」「やぶさか」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、些かの正しい読み方は「いささか」になります。
些かの”些”は「いささ(か)」「すこ(し)」「さ」と読むことはできますが、
「やぶさ(か)」と読むことはできないので、些かを「やぶさか」と読むのは間違いです。
「やぶさか」というのは、”吝か”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で些かの意味と類義語について解説していきます。
2.些かの意味と類義語について
では些かの意味と類義語について見ていきましょう。
まず些かは「数量・程度の少ないさま。ほんの少し」の意味として用いられています。
些かを用いた例文としては、「些か疲れた」や、
「それは些か問題がある」のような使い方で用いられています。
また些かの類義語としては、「多少(たしょう)・些細(ささい)・微量(びりょう)・僅少(きんしょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても些かと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「些かの読み方と意味、”いささか”と”やぶさか”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 些かの正しい読み方は「いささか」で、「やぶさか」は間違い。
- 些かは「数量・程度の少ないさま。ほんの少し」の意味。
- 些かの類義語には、「多少・些細・微量・僅少」などがある。