結論から言ってしまうと、配うの正しい読み方は「あしらう」になります。
配うの”配”は「くば(る)」「はい」と読むことはできますが、配うは「あしらう」と読むのが正しく、「くばう」と読むのは間違いです。
もともと配うの”配”という字には「あしら(う)」という読み方はありません。
ですが”配”という字の持っている意味が「あしらう」という言葉の意味と似ていたために、”配う”に「あしらう」という読み方が当てられました。
次の章で配うの意味について解説していきます。
配うは「素材や色などをうまく取り合わせること」の意味として用いられています。
「あしらう」は他にも”遇う”と書き表されることもありますが、
こちらの”遇う”は「応対すること/相手を見下していい加減に扱うこと」の意味で用いられます。
”遇”という字には「もてなす。扱うこと」、”配”という字には「組み合わせる」の意味があります。
もともと”遇”と”配”には「あしら(う)」という読み方はありませんが、それぞれの持っている意味が「あしらう」という言葉の意味と似ていたために、”遇う・配う”に「あしらう」という読み方が当てられました。
それぞれの例文としては、「帽子に花を配う」や、
「面倒くさいので適当に遇う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「素材や色などをうまく取り合わせること」の意味で、
後者の例文は「相手を見下していい加減に扱うこと」の意味で使用しています。
以上が「配うの読み方と意味、”くばう”と”あしらう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど