このページでは配うの読み方と意味、「くばう」と「あしらう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.配うの正しい読み方は「くばう」「あしらう」?

 

結論から言ってしまうと、配うの正しい読み方は「あしらう」になります

 

配うの”配”は「くば(る)」「はい」と読むことはできますが、配うは「あしらう」と読むのが正しく、「くばう」と読むのは間違いです。

 

 

もともと配うの”配”という字には「あしら(う)」という読み方はありません。

 

ですが”配”という字の持っている意味が「あしらう」という言葉の意味と似ていたために、”配う”に「あしらう」という読み方が当てられました

 

次の章で配うの意味について解説していきます。

 

2.配うの意味について

 

配うは「素材や色などをうまく取り合わせること」の意味として用いられています。

 

 

「あしらう」は他にも”遇う”と書き表されることもありますが、
こちらの”遇う”は「応対すること/相手を見下していい加減に扱うこと」の意味で用いられます。

 

”遇”という字には「もてなす。扱うこと」、”配”という字には「組み合わせる」の意味があります。

 

 

もともと”遇”と”配”には「あしら(う)」という読み方はありませんが、それぞれの持っている意味が「あしらう」という言葉の意味と似ていたために、”遇う・配う”に「あしらう」という読み方が当てられました

 

 

 

それぞれの例文としては、「帽子に花を配う」や、
「面倒くさいので適当に遇う」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「素材や色などをうまく取り合わせること」の意味で、
後者の例文は「相手を見下していい加減に扱うこと」の意味で使用しています。

 

 

以上が「配うの読み方と意味、”くばう”と”あしらう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 配うの正しい読み方は「あしらう」で、「くばう」は間違い。
  • 配うは「素材や色などをうまく取り合わせること」の意味。
  • 遇うは「応対すること/相手を見下していい加減に扱うこと」の意味。

 

 

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