結論から言ってしまうと、靡くの正しい読み方は「なびく」になります。
靡くの”靡”は「なび(く)」「ひ」「び」と読むことはできますが、
「たなび(く)」と読むことはできないので、靡くを「たなびく」と読むのは間違いです。
「たなびく」というのは、”棚引く”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で靡くの意味と類義語について解説していきます。
靡くは「風や水の勢いに従って横にゆらめくように動くこと/他の意志・威勢に服従すること/女性が男性に言い寄られて承知すること」の意味として用いられています。
靡くを用いた例文としては、「強者に靡く」や、「彼女をいくら口説いても靡かなかった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「他の意志・威勢に服従すること」の意味で、
後者の例文は「女性が男性に言い寄られて承知すること」の意味で使用しています。
また靡くの類義語としては、「扇動(せんどう)・挑発(ちょうはつ)・追従(ついじゅう)・迎合(げいごう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても靡くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「靡くの読み方と意味、”なびく”と”たなびく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>