さて日常的に使われるもので「上る」という言葉があります。
この上るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
上るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは上るの読み方と意味、「あがる」と「のぼる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.上るの正しい読み方は「あがる」「のぼる」?
では上るの正しい読み方は、「あがる」「のぼる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、上るの正しい読み方は「のぼる」になります。
上るの”上”は「うえ」「あ(がる)」「のぼ(る)」「じょう」と読むことはできますが、「あ(がる)」と読むことはできないので、上るを「あがる」と読むのは間違いです。
「あがる」というのは、”上がる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で上るの意味と類義語について解説していきます。
2.上るの意味と類義語について
では上るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず上るの意味は下記のとおりです。
- 下から上へ、低い所から高い所へ移ること
- 川の上流へ向かって進むこと
- 地方から都へ向かうこと
- 高い数値・数量に達すること
- あるところで、取り立てて問題とされること
- のぼせること。逆上すること
上るを用いた例文としては、「ケガ人が数百人に上る」や、
「話題に上る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「高い数値・数量に達すること」の意味で、
後者の例文は「あるところで、取り立てて問題とされること」の意味で使用しています。
また上るの類義語としては、「登る(のぼる)・揚がる(あがる)・昇る(のぼる)・上昇(じょうしょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても上ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「上るの読み方と意味、”あがる”と”のぼる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 上るの正しい読み方は「のぼる」で、「あがる」は間違い。
- 上るの類義語には、「登る・揚がる・昇る・上昇」などがある。
<上るの意味>
- 下から上へ、低い所から高い所へ移ること
- 川の上流へ向かって進むこと
- 地方から都へ向かうこと
- 高い数値・数量に達すること
- あるところで、取り立てて問題とされること
- のぼせること。逆上すること