このページでは括るの読み方と意味、「くくる」と「くびる」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.括るの正しい読み方は「くくる」「くびる」?

 

結論から言ってしまうと、括るの正しい読み方は「くくる」「くびる」の両方になります

 

括るの”括”は「くく(る)」「くび(る)」「かつ」と読むことができます。

 

 

 

一般的には括るは「くくる」と読むことが多いです。

 

ただ括るは「くくる」「くびる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で括るの意味と類義語について解説していきます。

 

2.括るの意味と類義語について

 

括る(くくる)は「紐(ひも)や縄をかけて、ばらばらの物を一つにまとめて縛ること/ある物に他の物を縛りつけること/物事にまとまりをつけること」の意味として用いられています。

 

 

括(くく)るを用いたものに、”高(たか)を括る”と”腹を括る”という慣用句があります。

 

”高(たか)を括る”は「大したことはないだろうと甘く見積もること」、
”腹を括る”は「覚悟を決めること。決意を固めること」の意味となります。

 

それぞれ日常的に用いられることも多いので、意味をしっかりと覚えておきましょう。

 

 

 

括るを「くくる」と読むと上記のような意味になりますが、
「くびる」と読むと「紐などでくくり締めること」の意味となります

 

このように括るは「くくる」「くびる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

括るを用いた例文としては、「犯人を木に括(くく)る」や、
「全体を一つに括(くく)る」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「ある物に他の物を縛りつけること」の意味で、
後者の例文は「物事にまとまりをつけること」の意味で使用しています。

 

 

 

また括るの類義語としては、「併合(へいごう)・包括(ほうかつ)・統括(とうかつ)・網羅(もうら)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても括ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「括るの読み方と意味、”くくる”と”くびる”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 括るの正しい読み方は「くくる」「くびる」の両方。
  • 括る(くくる)は「紐や縄をかけて、ばらばらの物を一つにまとめて縛ること/ある物に他の物を縛りつけること/物事にまとまりをつけること」の意味。
  • 括る(くびる)は「紐などでくくり締めること」の意味。
  • 括るの類義語には、「併合・包括・統括・網羅」などがある。

 

 

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