結論から言ってしまうと、因業の正しい読み方は「いんごう」になります。
因業の”業”は「わざ」「ぎょう」「ごう」と読むことができますが、
因業は「いんごう」と読むのが正しく、「いんぎょう」と読むのは間違いです。
また因業(いんごう)のように「因(いん)」が用いられている言葉には、
「原因(げんいん)・因果(いんが)・因縁(いんねん)・因子(いんし)」などがあります。
因業(いんごう)のように「業(ごう)」が用いられている言葉には、
「業火(ごうか)・悪業(あくごう)・業苦(ごうく)・業腹(ごうはら)」などがあります。
次の章で因業の意味について解説していきます。
因業は「結果を起こさせる原因となる行為のこと/頑固で思いやりのないこと」の意味として用いられています。
前者の「結果を起こさせる原因となる行為のこと」というのは、
多くは、”不幸の原因となる悪い行いのこと”をいいます。
因業を用いた例文としては、「前世や過去の因業が報われる」や、
「なんて因業なやり方だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「結果を起こさせる原因となる行為のこと」の意味で、
後者の例文は「頑固で思いやりのないこと」の意味で使用しています。
また因業の類義語としては、「残酷(ざんこく)・卑劣(ひれつ)・残忍(ざんにん)・野蛮(やばん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても因業と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「因業の読み方と意味、”いんごう”と”いんぎょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど