このページでは因業の読み方と意味、「いんごう」と「いんぎょう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.因業の正しい読み方は「いんごう」「いんぎょう」?

 

結論から言ってしまうと、因業の正しい読み方は「いんごう」になります

 

因業の”業”は「わざ」「ぎょう」「ごう」と読むことができますが、
因業は「いんごう」と読むのが正しく、「いんぎょう」と読むのは間違いです

 

 

 

また因業(いんごう)のように「因(いん)」が用いられている言葉には、
「原因(げんいん)・因果(いんが)・因縁(いんねん)・因子(いんし)」などがあります。

 

因業(いんごう)のように「業(ごう)」が用いられている言葉には、
「業火(ごうか)・悪業(あくごう)・業苦(ごうく)・業腹(ごうはら)」などがあります。

 

 

次の章で因業の意味について解説していきます。

 

2.因業の意味について

 

因業は「結果を起こさせる原因となる行為のこと/頑固で思いやりのないこと」の意味として用いられています。

 

前者の「結果を起こさせる原因となる行為のこと」というのは、
多くは、”不幸の原因となる悪い行いのこと”をいいます。

 

 

 

因業を用いた例文としては、「前世や過去の因業が報われる」や、
「なんて因業なやり方だ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「結果を起こさせる原因となる行為のこと」の意味で、
後者の例文は「頑固で思いやりのないこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また因業の類義語としては、「残酷(ざんこく)・卑劣(ひれつ)・残忍(ざんにん)・野蛮(やばん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても因業と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「因業の読み方と意味、”いんごう”と”いんぎょう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 因業の正しい読み方は「いんごう」で、「いんぎょう」は間違い。
  • 因業は「結果を起こさせる原因となる行為のこと/頑固で思いやりのないこと」の意味。
  • 因業の類義語には、「残酷・卑劣・残忍・野蛮」などがある。

 

 

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