さて日常的に使われるもので「滑る」という言葉があります。
この滑るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
滑るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは滑るの読み方と意味、「なめる」と「すべる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.滑るの正しい読み方は「なめる」「すべる」?
では滑るの正しい読み方は、「なめる」「すべる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、滑るの正しい読み方は「なめる」「すべる」「ぬめる」になります。
滑るの”滑”は「すべ(る)」「なめ(らか)」「ぬめ(る)」「かつ」「こつ」と読むことができます。
一般的には滑るは「すべる」と読むことがほとんどです。
ただ滑るは「なめる」「すべる」「ぬめる」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で滑るの意味と類義語について解説していきます。
2.滑るの意味と類義語について
では滑るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず滑る(なめる、ぬめる)は「ぬるぬるとしてすべること」の意味として用いられています。
滑るを「なめる」「ぬめる」と読むと上記のような意味になりますが、「すべる」と読むと下記のような意味になります。
- 物の表面を滑(なめ)らかに移動すること
- 足下などがつるつるして踏みとどまれず、不安定であること
- 手で掴み損なうこと
- (”口が滑る”や”筆が滑る”の形で)余計なことを言ったり書いたりすること
- 試験に落第すること。不合格となること
- 面白いことを喋(しゃべ)ろうとして失敗すること(冗談・ギャグが受けないこと)
このように滑るは「なめる」「ぬめる」「すべる」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
滑るを用いた例文としては、「手が滑(すべ)って皿を落とす」や、
「志望校に滑(すべ)った」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「手で掴み損なうこと」の意味で、
後者の例文は「試験に落第すること。不合格となること」の意味で使用しています。
また滑るの類義語としては、「滑空(かっくう)・滑走(かっそう)・横滑り(よこすべり)・スライド」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても滑ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「滑るの読み方と意味、”なめる”と”すべる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 滑るの正しい読み方は「なめる」「すべる」「ぬめる」。
- 滑るの類義語には、「滑空・滑走・横滑り・スライド」などがある。
- 滑る(なめる、ぬめる)は「ぬるぬるとしてすべること」の意味。
<滑る(すべる)の意味>
- 物の表面を滑らかに移動すること
- 足下などがつるつるして踏みとどまれず、不安定であること
- 手で掴み損なうこと
- (”口が滑る”や”筆が滑る”の形で)余計なことを言ったり書いたりすること
- 試験に落第すること。不合格となること
- 面白いことを喋ろうとして失敗すること(冗談・ギャグが受けないこと)