さて日常的に使われるもので「新しい」という言葉があります。
この新しいに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
新しいがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは新しいの読み方と意味、「あらたしい」と「あたらしい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.新しいの正しい読み方は「あらたしい」「あたらしい」?
では新しいの正しい読み方は、「あらたしい」「あたらしい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、新しいの正しい読み方は「あたらしい」になります。
新しいは本来は「あらたしい」と読まれていましたが、「あたらしい」と間違えて読む人が増えて、いま現在ではその間違った読み方(あたらしい)が一般的に定着して「あたらしい」と読むのが正しい読み方となっています。
漢字の読み方には慣用読みというものがあり、簡単に言えば”誤読などにより本来の読み方とは異なる読み方が、広く用いられて定着した読み方のこと”です。
新しいはこの慣用読みにより「あらたしい」ではなく、一般的に定着して「あたらしい」と読まれるようになりました。
そして現在では新しいは「あたらしい」としか読むことができず、
「あらたしい」と読んでしまうと間違いとなるため覚えておきましょう。
次の章で新しいの意味と類義語について解説していきます。
2.新しいの意味と類義語について
では新しいの意味と類義語について見ていきましょう。
まず新しいは「初めてであること/できたり起こったりして間(ま)もないこと/以前のものと違っていること/新鮮であること」の意味として用いられています。
新しいを用いた例文としては、「引っ越して新しい住所になる」や、
「それは記憶に新しい事件だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「以前のものと違っていること」の意味で、
後者の例文は「新鮮であること」の意味で使用しています。
また新しいの類義語としては、「直後(ちょくご)・最新(さいしん)・旬(しゅん)・初見(しょけん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても新しいと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「新しいの読み方と意味、”あらたしい”と”あたらしい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 新しいの正しい読み方は「あたらしい」で、「あらたしい」は間違い(昔は読まれていたが、現在では間違い)。
- 新しいは「初めてであること/できたり起こったりして間もないこと/以前のものと違っていること/新鮮であること」の意味。
- 新しいの類義語には、「直後・最新・旬・初見」などがある。