さて日常的に使われるもので「掌る」という言葉があります。
この掌るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
掌るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは掌るの読み方と意味、「しょうる」と「つかさどる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.掌るの正しい読み方は「しょうる」「つかさどる」?
では掌るの正しい読み方は、「しょうる」「つかさどる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、掌るの正しい読み方は「つかさどる」になります。
掌るの”掌”は「てのひら」「つかさど(る)」「しょう」と読むことができますが、掌るは「つかさどる」と読むのが正しく、「しょうる」と読むのは間違いです。
ただ「つかさどる」というのは、一般的には”司る”と書き表されることが多いです。
次の章で掌るの意味と類義語について解説していきます。
2.掌るの意味と類義語について
では掌るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず掌るは「職務・任務として取り扱うこと。担当すること/支配・管理すること」の意味として用いられています。
掌るを用いた例文としては、「民事を掌る」や、
「国を掌る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「職務・任務として取り扱うこと。担当すること」の意味で、後者の例文は「支配・管理すること」の意味で使用しています。
また掌るの類義語としては、「統率(とうそつ)・統治(とうち)・統轄(とうかつ)・従事(じゅうじ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても掌ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「掌るの読み方と意味、”しょうる”と”つかさどる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 掌るの正しい読み方は「つかさどる」で、「しょうる」は間違い。
- 掌るは「職務・任務として取り扱うこと。担当すること/支配・管理すること」の意味。
- 掌るの類義語には、「統率・統治・統轄・従事」などがある。