結論から言ってしまうと、逸るの正しい読み方は「そる」「はぐる」「はやる」になります。
逸るの”逸”は「そ(れる)」「はぐ(れる)」「はや(る)」「いつ」と読むことはできます。
一般的には逸るは「そる」と読むことが多いです。
ただ逸るは「そる」「はぐる」「はやる」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で逸るの意味について解説していきます。
逸る(そる)は「思いがけない方へ向かうこと。逸(そ)れること」の意味として用いられています。
逸るを「そる」と読むと上記のような意味になりますが、
「はぐる」「はやる」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
逸るを「はぐる」と読むと「連れの人を見失って離れ離れになること/(動詞の連用形に付いて)~し損なうこと。~しそびれること」、「はやる」と読むと「早く実行しようと心が焦ること/勇(いさ)み立つこと」の意味になります。
「そる」は「それる」、「はぐる」は「はぐれる」の文語(文章で書くときの言葉)形です。
このように逸るは「そる」「はぐる」「はやる」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
逸るを用いた例文としては、「昼食を食い逸(はぐ)る」や、「逸(はや)る心を抑える」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(動詞の連用形に付いて)~し損なうこと。~しそびれること」の意味で、後者の例文は「早く実行しようと心が焦ること」の意味で使用しています。
以上が「逸るの読み方と意味、”そる”と”はぐる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど