さて日常的に使われることはあまりないですが、「充溢」という言葉があります。
この充溢に使用されている漢字(特に”溢”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは充溢の読み方と意味、「じゅういつ」と「じゅうえき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.充溢の正しい読み方は「じゅういつ」「じゅうえき」?
では充溢の正しい読み方は、「じゅういつ」「じゅうえき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、充溢の正しい読み方は「じゅういつ」になります。
充溢の”溢”は「あふ(れる)」「いつ」と読むことはできますが、
「えき」と読むことはできないので、充溢を「じゅうえき」と読むのは間違いです。
また充溢(じゅういつ)のように「充(じゅう)」が用いられている言葉には、
「充電(じゅうでん)・拡充(かくじゅう)・補充(ほじゅう)・充実(じゅうじつ)」などがあります。
充溢(じゅういつ)のように「溢(いつ)」が用いられている言葉には、
「溢利(いつり)・横溢(おういつ)・溢美(いつび)・漲溢(ちょういつ)」などがあります。
次の章で充溢の意味と類義語について解説していきます。
2.充溢の意味と類義語について
では充溢の意味と類義語について見ていきましょう。
まず充溢は「充(み)ち溢(あふ)れること」の意味として用いられています。
充溢を用いた例文としては、「気力が充溢する」や、
「容器に液体が充溢している」のような使い方で用いられています。
また充溢の類義語としては、「満載(まんさい)・満杯(まんぱい)・充満(じゅうまん)・飽和(ほうわ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても充溢と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「充溢の読み方と意味、”じゅういつ”と”じゅうえき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 充溢の正しい読み方は「じゅういつ」で、「じゅうえき」は間違い。
- 充溢は「充ち溢れること」の意味。
- 充溢の類義語には、「満載・満杯・充満・飽和」などがある。