さて日常的に使われるもので「萌す」という言葉があります。
この萌すに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは萌すの読み方と意味、「もえす」と「きざす」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.萌すの正しい読み方は「もえす」「きざす」?
では萌すの正しい読み方は、「もえす」「きざす」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、萌すの正しい読み方は「きざす」になります。
萌すの”萌”は「も(える)」「きざ(す)」「ほう」と読むことができますが、萌すは「きざす」と読むのが正しく、「もえす」と読むのは間違いです。
次の章で萌すの意味と類義語について解説していきます。
2.萌すの意味と類義語について
では萌すの意味と類義語について見ていきましょう。
まず萌すは「草木が芽を出すこと。芽生(めば)えること/物事が起ころうとしている気配があること/心の中にある感情や考えなどが生まれること」の意味として用いられています。
「きざす」は一般的には”兆す”と書き表されることがほとんどで、”萌す”と”兆す”はどちらも意味は同じです。
ただ萌すは「草木が芽を出すこと。芽生えること」の意味で、兆すは「物事が起ころうとしている気配があること/心の中にある感情や考えなどが生まれること」の意味で使い分けされることが多いです。
萌すを用いた例文としては、「新芽が萌す」や、
「若芽が萌す」のような使い方で用いられています。
また萌すの類義語としては、「出穂(しゅっすい)・実生(みしょう)・発芽(はつが)・出芽(しゅつが)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても萌すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「萌すの読み方と意味、”もえす”と”きざす”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 萌すの正しい読み方は「きざす」で、「もえす」は間違い。
- 萌すは「草木が芽を出すこと。芽生えること/物事が起ころうとしている気配があること/心の中にある感情や考えなどが生まれること」の意味。
- 萌すの類義語には、「出穂・実生・発芽・出芽」などがある。