結論から言ってしまうと、渉るの正しい読み方は「わたる」になります。
渉るの”渉”は「わた(る)」「しょう」と読むことはできますが、
「はかど(る)」と読むことはできないので、渉るを「はかどる」と読むのは間違いです。
「はかどる」というのは、”捗る”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で渉るの意味と類義語について解説していきます。
渉るは「(水・川などを)横切って向こう側まで歩いて移動すること」の意味として用いられています。
渉るは「水底・川底に足をつきながら歩いて移動すること」を指しているため、
川にかかった橋の上を移動するときは、”渉る”ではなく”渡る”を使用します。
”渉る”は上記のように、とても限定的な意味でしか使うことができませんが、”渡る”という言葉には”渉る”の意味も含まれています。
なので一般的に「わたる」というのは、”渡る”が用いられることがほとんどです。
また渉るの類義語としては、「横断(おうだん)・渡河(とか)・越境(えっきょう)・渡航(とこう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても渉ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「渉るの読み方と意味、”はかどる”と”わたる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>