さて日常的に使われるもので「掬う」という言葉があります。

 

この掬うに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは掬うの読み方と意味、「かまう」と「すくう」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.掬うの正しい読み方は「かまう」「すくう」?

 

では掬うの正しい読み方は、「かまう」「すくう」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、掬うの正しい読み方は「すくう」になります

 

掬うの”掬”は「すく(う)」「きく」と読むことはできますが、
「かま(う)」と読むことはできないので、掬うを「かまう」と読むのは間違いです。

 

 

「かまう」というのは、”構う”と書き表されるため注意が必要です。

 

 

次の章で掬うの意味と類義語について解説していきます。

 

2.掬うの意味と類義語について

 

では掬うの意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず掬うは「液状・粉状のもの(またはその中にあるもの)を、手や容器でかすめるようにして取り出すこと/下から上へ素早く払うように持ち上げること」の意味として用いられています。

 

 

掬うを用いた例文としては、「お玉でスープを掬う」や、
「油断していると足を掬われるよ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「液状・粉状のものを、手や容器でかすめるようにして取り出すこと」の意味で使用しています。

 

後者の例文の”足(または足下)を掬われる”というのは慣用句で、
「意表をつかれたり卑劣な手段で、隙(すき)をつかれて失敗させられること」の意味になります。

 

 

 

また掬うの類義語としては、「揚げる(あげる)・汲む(くむ)・杓う(しゃくう)・杓る(しゃくる)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても掬うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「掬うの読み方と意味、”かまう”と”すくう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 掬うの正しい読み方は「すくう」で、「かまう」は間違い。
  • 掬うは「液状・粉状のもの(またはその中にあるもの)を、手や容器でかすめるようにして取り出すこと/下から上へ素早く払うように持ち上げること」の意味。
  • 掬うの類義語には、「揚げる・汲む・杓う・杓る」などがある。

 

 

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