結論から言ってしまうと、酌むの正しい読み方は「くむ」になります。
酌むの”酌”は「く(む)」「しゃく」と読むことはできますが、
「の(む)」と読むことはできないので、酌むを「のむ」と読むのは間違いです。
次の章で酌むの意味と類義語について解説していきます。
酌むは「酒を器につぐこと。また、ついで飲むこと/相手の気持ち・立場・事情を思いやること/系統・流派・流儀などを受け継ぐこと」の意味として用いられています。
「くむ」は”汲む”と書き表されることもありますが、こちらの”汲む”は「水などをすくい取ること/茶などを器につぐこと。また、ついで飲むこと/相手の気持ち・立場・事情を思いやること/系統・流派・流儀などを受け継ぐこと」の意味で使われます。
酌むを用いた例文としては、「酒を酌んで語り明かそう」や、
「彼女の気持ちを酌む」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「酒を器につぐこと。また、ついで飲むこと」の意味で、
後者の例文は「相手の気持ち・立場・事情を思いやること」の意味で使用しています。
また酌むの類義語としては、「掬う(すくう)・注ぐ(そそぐ)・杓う(しゃくう)・杓る(しゃくる)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても酌むと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「酌むの読み方と意味、”くむ”と”のむ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>