さて日常的に使われることはほとんどないですが、「能う」という言葉があります。
この能うに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
能うがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは能うの読み方と意味、「のうう」と「あたう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.能うの正しい読み方は「のうう」「あたう」?
では能うの正しい読み方は、「のうう」「あたう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、能うの正しい読み方は「あたう」になります。
能うの”能”は「あた(う)」「のう」と読むことができますが、
能うは「あたう」と読むのが正しく、「のうう」と読むのは間違いです。
次の章で能うの意味について解説していきます。
2.能うの意味について
では能うの意味について見ていきましょう。
まず能うは「できる。なし得(う)る」の意味として用いられています。
なし得るというのは、”物事を達成・遂行することが可能である”という意味です。
能うを用いた例文としては、「能う限り力を尽くします」や、
「能う限りの援助をします」のような使い方で用いられています。
昔は打消しの語を伴って用いられましたが、現在では”能う限り〜”のように打消しの語を伴わず、”できる限り〜”のような意味で用いられることが多いです。
以上が「能うの読み方と意味、”のうう”と”あたう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 能うの正しい読み方は「あたう」で、「のうう」は間違い。
- 能うは「できる。なし得る」の意味。