このページでは両端の読み方と意味、「りょうはし」と「りょうたん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.両端の正しい読み方は「りょうはし」「りょうたん」?

 

結論から言ってしまうと、両端の正しい読み方は「りょうはし」「りょうたん」「りょうはじ」になります

 

両端の”端”は「はし」「はじ(め)」「たん」と読むことができます。

 

 

 

一般的には両端は「りょうたん」と読むことが多いです。

 

ただ両端は「りょうはし」「りょうたん」「りょうはじ」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また両端(りょうたん)のように「両(りょう)」が用いられている言葉には、
「両親(りょうしん)・両側(りょうがわ)・両方(りょうほう)・両替(りょうがえ)」などがあります。

 

両端(りょうたん)のように「端(たん)」が用いられている言葉には、
「万端(ばんたん)・末端(まったん)・先端(せんたん)・端末(たんまつ)」などがあります。

 

 

次の章で両端の意味について解説していきます。

 

2.両端の意味について

 

両端(りょうはし、りょうはじ)は「両方の端(はし)のこと」の意味として用いられています。

 

 

両端を「りょうはし」「りょうはじ」と読むと上記のような意味になりますが、「りょうたん」と読むと上記の他に、「物事の始めと終わりのこと/どっちつかずの態度のこと」の意味も含まれます

 

このように両端は「りょうはし」「りょうたん」「りょうはじ」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

両端を用いた例文としては、「両端をそれぞれ持って運ぶ」や、「首鼠(しゅそ)両端(りょうたん)を持(じ)す」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「両方の端のこと」の意味で、後者の例文は「どっちつかずの態度のこと」の意味で使用しています。

 

後者の”首鼠両端を持す”というのはことわざで、「形勢をうかがって、どちらに味方するかを迷っている様子」の意味で使われます。

 

 

 

また両端の類義語としては、「両極(りょうきょく)・両辺(りょうへん)・両脇(りょうわき)・両方(りょうほう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても両端と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「両端の読み方と意味、”りょうはし”と”りょうたん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 両端の正しい読み方は「りょうはし」「りょうたん」「りょうはじ」。
  • 両端(りょうはし、りょうはじ)は「両方の端(はし)のこと」の意味。
  • 両端(りょうたん)は「両方の端のこと/物事の始めと終わりのこと/どっちつかずの態度のこと」の意味。
  • 両端の類義語には、「両極・両辺・両脇・両方」などがある。

 

 

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