さて日常的に使われるもので「挽く」という言葉があります。
この挽くに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは挽くの読み方と意味、「ひく」と「まく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.挽くの正しい読み方は「ひく」「まく」?
では挽くの正しい読み方は、「ひく」「まく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、挽くの正しい読み方は「ひく」になります。
挽くの”挽”は「ひ(く)」「ばん」と読むことはできますが、
「ま(く)」と読むことはできないので、挽くを「まく」と読むのは間違いです。
「まく」というのは、”撒く(散らす)・蒔く(種を)”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で挽くの意味と類義語について解説していきます。
2.挽くの意味と類義語について
では挽くの意味と類義語について見ていきましょう。
まず挽くは「のこぎり・鉋(かんな)で切ったり削ったりすること/ろくろを回して器物を作ること/ひき臼(うす)で、すり砕くこと」の意味として用いられています。
挽くを用いた例文としては、「のこぎりで挽く」や、
「コーヒー豆を挽く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「のこぎり・鉋で切ったり削ったりすること」の意味で、
後者の例文は「ひき臼で、すり砕くこと」の意味で使用しています。
また挽くの類義語としては、「破砕(はさい)・粉々(こなごな)・粉砕(ふんさい)・砕く(くだく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても挽くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「挽くの読み方と意味、”ひく”と”まく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 挽くの正しい読み方は「ひく」で、「まく」は間違い。
- 挽くは「のこぎり・鉋で切ったり削ったりすること/ろくろを回して器物を作ること/ひき臼で、すり砕くこと」の意味。
- 挽くの類義語には、「破砕・粉々・粉砕・砕く」などがある。