このページでは帰すの読み方と意味、「きす」と「かえす」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.帰すの正しい読み方は「きす」「かえす」?

 

結論から言ってしまうと、帰すの正しい読み方は「きす」「かえす」の両方になります

 

帰すの”帰”は「かえ(る)」「かえ(す)」「き」と読むことができます。

 

 

ただ帰すは「きす」「かえす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

次の章で帰すの意味について解説していきます。

 

2.帰すの意味について

 

帰す(きす)は「最終的に一つのところに落ち着くこと/帰依(きえ)すること/押し付けること。負(お)わせること」の意味として用いられています。

 

一般的に「帰す(きす)」は、”最終的に一つのところに落ち着くこと”の意味で使用することが多いです。

 

帰依というのは、”神仏や高僧を信じてその力にすがること”を意味します。

 

 

 

帰すを「きす」と読むと上記のような意味になりますが、
「かえす」と読むと「元いたところに戻すこと。帰らせること」の意味となります

 

このように帰すは「きす」「かえす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

帰すを用いた例文としては、「努力が水泡に帰(き)す」や、
「生徒を家に帰(かえ)す」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「最終的に一つのところに落ち着くこと」の意味で、
後者の例文は「元いたところに戻すこと。帰らせること」の意味で使用しています。

 

 

以上が「帰すの読み方と意味、”きす”と”かえす”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 帰すの正しい読み方は「きす」「かえす」の両方。
  • 帰す(きす)は「最終的に一つのところに落ち着くこと/帰依すること/押し付けること。負わせること」の意味。
  • 帰す(かえす)は「元いたところに戻すこと。帰らせること」の意味。

 

 

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