結論から言ってしまうと、帰すの正しい読み方は「きす」「かえす」の両方になります。
帰すの”帰”は「かえ(る)」「かえ(す)」「き」と読むことができます。
ただ帰すは「きす」「かえす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で帰すの意味について解説していきます。
帰す(きす)は「最終的に一つのところに落ち着くこと/帰依(きえ)すること/押し付けること。負(お)わせること」の意味として用いられています。
一般的に「帰す(きす)」は、”最終的に一つのところに落ち着くこと”の意味で使用することが多いです。
帰依というのは、”神仏や高僧を信じてその力にすがること”を意味します。
帰すを「きす」と読むと上記のような意味になりますが、
「かえす」と読むと「元いたところに戻すこと。帰らせること」の意味となります。
このように帰すは「きす」「かえす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
帰すを用いた例文としては、「努力が水泡に帰(き)す」や、
「生徒を家に帰(かえ)す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「最終的に一つのところに落ち着くこと」の意味で、
後者の例文は「元いたところに戻すこと。帰らせること」の意味で使用しています。
以上が「帰すの読み方と意味、”きす”と”かえす”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど