さて日常的に使われるもので「穏健」という言葉があります。
この穏健に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
穏健がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは穏健の読み方と意味、「いんけん」と「おんけん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.穏健の正しい読み方は「いんけん」「おんけん」?
では穏健の正しい読み方は、「いんけん」「おんけん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、穏健の正しい読み方は「おんけん」になります。
穏健の”穏”は「おだ(やか)」「おん」と読むことはできますが、
「いん」と読むことはできないので、穏健を「いんけん」と読むのは間違いです。
穏健の”穏(おだやか・おん)”という字は、”隠(かくれる・いん)”という字に似ているため注意が必要です。
また穏健(おんけん)のように「穏(おん)」が用いられている言葉には、
「平穏(へいおん)・穏便(おんびん)・穏和(おんわ)・不穏(ふおん)」などがあります。
穏健(おんけん)のように「健(けん)」が用いられている言葉には、
「壮健(そうけん)・保健(ほけん)・健全(けんぜん)・健康(けんこう)」などがあります。
次の章で穏健の意味と類義語について解説していきます。
2.穏健の意味と類義語について
では穏健の意味と類義語について見ていきましょう。
まず穏健は「考え方や言動が穏(おだ)やかでしっかりしていること」の意味として用いられています。
穏健を用いた例文としては、「彼は穏健な考えをしている」や、
「思想が穏健でなくてはならない」のような使い方で用いられています。
また穏健の類義語としては、「柔和(にゅうわ)・温厚(おんこう)・寛厚(かんこう)・温容(おんよう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても穏健と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「穏健の読み方と意味、”いんけん”と”おんけん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 穏健の正しい読み方は「おんけん」で、「いんけん」は間違い。
- 穏健は「考え方や言動が穏やかでしっかりしていること」の意味。
- 穏健の類義語には、「柔和・温厚・寛厚・温容」などがある。