このページでは汚すの読み方と意味、「けがす」と「よごす」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.汚すの正しい読み方は「けがす」「よごす」?

 

結論から言ってしまうと、汚すの正しい読み方は「けがす」「よごす」の両方になります

 

汚すの”汚”は「きたな(い)」「よご(す)」「けが(す)」「お」と読むことができます。

 

 

一般的には汚すは「よごす」と読むことがほとんどで、「けがす」は”穢す”と書き表されることが多いです。

 

ただ汚すは「けがす」「よごす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

次の章で汚すの意味について解説していきます。

 

2.汚すの意味について

 

汚す(けがす)の意味は下記のとおりです。

  1. 美しいもの、清らかなものを汚(きたな)くすること
  2. 恥ずべき行為などをして名誉・誇りを傷つけること
  3. 自分がある地位や席につくことを謙遜(けんそん)していう語のこと
  4. 女性の貞操(ていそう)を傷つけること

 

汚すを「けがす」と読むと上記のような意味になりますが、「よごす」と読むと「汚くすること/不正なこと・好ましくないことをすること/野菜などを味噌(みそ)・胡麻(ごま)などで和(あ)えること」の意味となります

 

このように汚すは「けがす」「よごす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

汚すを用いた例文としては、「家名を汚(けが)す」や、
「末席を汚(けが)す」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「恥ずべき行為などをして名誉・誇りを傷つけること」の意味で、
後者の例文は「自分がある地位や席につくことを謙遜していう語のこと」の意味で使用しています。

 

 

以上が「汚すの読み方と意味、”けがす”と”よごす”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 汚すの正しい読み方は「けがす」「よごす」の両方。
  • 汚す(よごす)は「汚くすること/不正なこと・好ましくないことをすること/野菜などを味噌・胡麻などで和えること」の意味。

<汚す(けがす)の意味>

  1. 美しいもの、清らかなものを汚くすること
  2. 恥ずべき行為などをして名誉・誇りを傷つけること
  3. 自分がある地位や席につくことを謙遜していう語のこと
  4. 女性の貞操(ていそう)を傷つけること

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!