このページでは弛むの読み方と意味、「たるむ」と「ゆるむ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.弛むの正しい読み方は「たるむ」「ゆるむ」?

 

結論から言ってしまうと、弛むの正しい読み方は「たるむ」「たゆむ」「ゆるむ」になります

 

弛むの”弛”は「たる(む)」「たゆ(む)」「ゆる(む)」「し」と読むことができます。

 

 

一般的には弛むは「たるむ」と読むことが多く、「ゆるむ」は”緩む”と書き表されることがほとんどです。

 

ただ弛むは「たるむ」「たゆむ」「ゆるむ」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

次の章で弛むの意味について解説していきます。

 

2.弛むの意味について

 

弛む(ゆるむ)の意味は下記のとおりです。

  1. (ロープなど)ピンと張っていたものがたるむこと
  2. (ネジなど)締め具合が弱くなること
  3. 緊張がとけること。油断すること
  4. 厳しかった状態・程度が緩(ゆる)やかになること
  5. 固いものがやわらかくなること
  6. 速度などが減少すること
  7. 安定していた相場が少し下がること

 

 

弛むを「ゆるむ」と読むと上記のような意味になりますが、
「たるむ」「たゆむ」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。

 

弛むを「たるむ」と読むと「(ロープなど)ピンと張っていたものがゆるむこと/緊張感が薄れること」、「たゆむ」と読むと「(打消しの語を伴う)緊張がゆるむこと。油断すること」の意味となります

 

このように弛むは「たるむ」「たゆむ」「ゆるむ」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

弛むを用いた例文としては、「弛(たる)んだ精神を鍛え直す」や、
「弛(たゆ)まぬ努力の成果だ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「緊張感が薄れること」の意味で、後者の例文は「(打消しの語を伴う)緊張がゆるむこと。油断すること」の意味で使用しています。

 

 

以上が「弛むの読み方と意味、”たるむ”と”ゆるむ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 弛むの正しい読み方は「たるむ」「たゆむ」「ゆるむ」のすべて。
  • 弛む(たるむ)は「(ロープなど)ピンと張っていたものがゆるむこと/緊張感が薄れること」の意味。
  • 弛む(たゆむ)は「(打消しの語を伴う)緊張がゆるむこと。油断すること」の意味。

<弛む(ゆるむ)の意味>

  1. (ロープなど)ピンと張っていたものがたるむこと
  2. (ネジなど)締め具合が弱くなること
  3. 緊張がとけること。油断すること
  4. 厳しかった状態・程度が緩やかになること
  5. 固いものがやわらかくなること
  6. 速度などが減少すること
  7. 安定していた相場が少し下がること

 

 

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