さて日常的に使われるもので「固より」という言葉があります。
この固よりに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
固よりがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは固よりの読み方と意味、「かたより」と「もとより」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.固よりの正しい読み方は「かたより」「もとより」?
では固よりの正しい読み方は、「かたより」「もとより」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、固よりの正しい読み方は「もとより」になります。
固よりの”固”は「かた(い)」「もと(より)」「こ」と読むことができますが、固よりは「もとより」と読むのが正しく、「かたより」と読むのは間違いです。
「もとより」というのは”固より”の他にも、”元より・素より”と書き表されます。
ただ一般的には「もとより」は”元より”と書き表されることがほとんどです。
次の章で固よりの意味と類義語について解説していきます。
2.固よりの意味と類義語について
では固よりの意味と類義語について見ていきましょう。
まず固よりは「初めから。以前から。もともと/言うまでもなく。もちろん」の意味として用いられています。
固よりを用いた例文としては、「固より勝てないのは知っている」や、
「男性は固より女性も楽しめるゲームだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「初めから。以前から。もともと」の意味で、
後者の例文は「言うまでもなく。もちろん」の意味で使用しています。
また固よりの類義語としては、「本来(ほんらい)・従来(じゅうらい)・旧来(きゅうらい)・元来(がんらい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても固よりと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「固よりの読み方と意味、”かたより”と”もとより”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 固よりの正しい読み方は「もとより」で、「かたより」は間違い。
- 固よりは「初めから。以前から。もともと/言うまでもなく。もちろん」の意味。
- 固よりの類義語には、「本来・従来・旧来・元来」などがある。