さて日常的に使われるもので「包む」という言葉があります。
この包むに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
包むがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは包むの読み方と意味、「くるむ」と「つつむ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.包むの正しい読み方は「くるむ」「つつむ」?
では包むの正しい読み方は、「くるむ」「つつむ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、包むの正しい読み方は「くるむ」「つつむ」の両方になります。
包むの”包”は「つつ(む)」「くる(む)」「ほう」と読むことができます。
一般的には包むは「つつむ」と読むことが多いです。
ただ包むは「くるむ」「つつむ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で包むの意味と類義語について解説していきます。
2.包むの意味と類義語について
では包むの意味と類義語について見ていきましょう。
まず包む(くるむ)は「全体を巻くように包(つつ)み込むこと」の意味として用いられています。
包むを「くるむ」と読むと上記のような意味になりますが、「つつむ」と読むと下記のような意味となります。
- 物を紙や布などの中に全体を覆うこと
- 外からは分からないように周りを囲むこと
- 心の中に隠して外に出さないこと
- ある雰囲気などがその場全体を覆うこと
- 金銭を熨斗袋(のしぶくろ)などに入れて差し出すこと
包むを用いた例文としては、「彼は謎に包(つつ)まれている」や、
「喜びが包(つつ)みきれていない」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「外からは分からないように周りを囲むこと」の意味で、
後者の例文は「心の中に隠して外に出さないこと」の意味で使用しています。
また包むの類義語としては、「隠蔽(いんぺい)・格納(かくのう)・収納(しゅうのう)・梱包(こんぽう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても包むと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「包むの読み方と意味、”くるむ”と”つつむ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 包むの正しい読み方は「くるむ」「つつむ」の両方。
- 包むの類義語には、「隠蔽・格納・収納・梱包」などがある。
- 包む(くるむ)は「全体を巻くように包み込むこと」の意味。
<包む(つつむ)の意味>
- 物を紙や布などの中に全体を覆うこと
- 外からは分からないように周りを囲むこと
- 心の中に隠して外に出さないこと
- ある雰囲気などがその場全体を覆うこと
- 金銭を熨斗袋などに入れて差し出すこと