さて日常的に使われるもので「冴える」という言葉があります。
この冴えるに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは冴えるの読み方と意味、「さえる」と「こえる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.冴えるの正しい読み方は「さえる」「こえる」?
では冴えるの正しい読み方は、「さえる」「こえる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、冴えるの正しい読み方は「さえる」になります。
冴えるの”冴”は「さ(える)」「ご」と読むことはできますが、
「こ(える)」と読むことはできないので、冴えるを「こえる」と読むのは間違いです。
次の章で冴えるの意味と類義語について解説していきます。
2.冴えるの意味と類義語について
では冴えるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず冴えるの意味は下記のとおりです。
- しんしんと冷え込むこと
- 光・音・色などが澄みきって鮮明になること
- 腕前・技術などが鮮やかであること
- 頭の働きや体の調子などがはっきりすること
- どことなく物足りないこと。パッとしないこと
冴えるを用いた例文としては、「いつもより頭が冴える」や、
「冴えない格好をしている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「頭の働きや体の調子などがはっきりすること」の意味で、後者の例文は「どことなく物足りないこと」の意味で使用しています。
また冴えるの類義語としては、「鮮明(せんめい)・明瞭(めいりょう)・明朗(めいろう)・明晰(めいせき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても冴えると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「冴えるの読み方と意味、”さえる”と”こえる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 冴えるの正しい読み方は「さえる」で、「こえる」は間違い。
- 冴えるの類義語には、「鮮明・明瞭・明朗・明晰」などがある。
<冴えるの意味>
- しんしんと冷え込むこと
- 光・音・色などが澄みきって鮮明になること
- 腕前・技術などが鮮やかであること
- 頭の働きや体の調子などがはっきりすること
- どことなく物足りないこと。パッとしないこと