このページでは兆すの読み方と意味、「きざす」と「ちょうす」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.兆すの正しい読み方は「きざす」「ちょうす」?

 

結論から言ってしまうと、兆すの正しい読み方は「きざす」になります

 

兆すの”兆”は「きざ(し)」「きざ(す)」「ちょう」と読むことはできますが、兆すは「きざす」と読むのが正しく、「ちょうす」と読むのは間違いです。

 

 

「きざす」は”兆す”の他にも、”萌す”と書き表されることもあります。

 

ただ一般的には「きざす」は”兆す”と書き表されることがほとんどです。

 

 

次の章で兆すの意味について解説していきます。

 

2.兆すの意味について

 

兆すは「草木が芽を出すこと。芽生(めば)えること/物事が起ころうとしている気配があること/心の中にある感情や考えなどが生まれること」の意味として用いられています。

 

 

兆すを用いた例文としては、「改革の機運が兆す」や、
「悪心(あくしん)が兆す」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「物事が起ころうとしている気配があること」の意味で、
後者の例文は「心の中にある感情や考えなどが生まれること」の意味で使用しています。

 

 

 

また兆すの類義語としては、「前兆(ぜんちょう)・予兆(よちょう)・予感(よかん)・兆候(ちょうこう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても兆すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「兆すの読み方と意味、”きざす”と”ちょうす”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 兆すの正しい読み方は「きざす」で、「ちょうす」は間違い。
  • 兆すは「草木が芽を出すこと。芽生えること/物事が起ころうとしている気配があること/心の中にある感情や考えなどが生まれること」の意味。
  • 兆すの類義語には、「前兆・予兆・予感・兆候」などがある。

 

 

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