結論から言ってしまうと、兆すの正しい読み方は「きざす」になります。
兆すの”兆”は「きざ(し)」「きざ(す)」「ちょう」と読むことはできますが、兆すは「きざす」と読むのが正しく、「ちょうす」と読むのは間違いです。
「きざす」は”兆す”の他にも、”萌す”と書き表されることもあります。
ただ一般的には「きざす」は”兆す”と書き表されることがほとんどです。
次の章で兆すの意味について解説していきます。
兆すは「草木が芽を出すこと。芽生(めば)えること/物事が起ころうとしている気配があること/心の中にある感情や考えなどが生まれること」の意味として用いられています。
兆すを用いた例文としては、「改革の機運が兆す」や、
「悪心(あくしん)が兆す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事が起ころうとしている気配があること」の意味で、
後者の例文は「心の中にある感情や考えなどが生まれること」の意味で使用しています。
また兆すの類義語としては、「前兆(ぜんちょう)・予兆(よちょう)・予感(よかん)・兆候(ちょうこう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても兆すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「兆すの読み方と意味、”きざす”と”ちょうす”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど