結論から言ってしまうと、事えるの正しい読み方は「つかえる」になります。
事えるの”事”は「つか(える)」「こと」「じ」と読むことができますが、
事えるは「つかえる」と読むのが正しく、「ことえる」と読むのは間違いです。
次の章で事えるの意味と類義語について解説していきます。
事えるは「(主君・親など)目上の人の側にいて、その人に奉仕(ほうし)すること」の意味として用いられています。
他にも「つかえる」は”仕える”と書き表されることもありますが、
仕えるには「目上の人の側にいて、その人に奉仕すること/官職に就(つ)くこと」の意味があります。
そして現在では「目上の人に奉仕すること」の意味で使用する場合は、
”事える”を使うことはなく、一般的には”仕える”を使用することがほとんどです。
事えるを用いた例文としては、「主君に事える」や、
「両親に事える」のような使い方で用いられています。
また事えるの類義語としては、「奉公(ほうこう)・近侍(きんじ)・忠犬(ちゅうけん)・尽くす(つくす)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても事えると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「事えるの読み方と意味、”ことえる”と”つかえる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>