結論から言ってしまうと、綻びるの正しい読み方は「ほころびる」になります。
綻びるの”綻”は「ほころ(びる)」「たん」と読むことはできますが、
「ほろ(びる)」と読むことはできないので、綻びるを「ほろびる」と読むのは間違いです。
「ほろびる」というのは、”滅びる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で綻びるの意味について解説していきます。
綻びるは「縫い目などがほどけること/花の蕾(つぼみ)が少し開くこと/表情が和(やわ)らぐこと/物事が良くない方向に向かうこと」の意味として用いられています。
「縫い目などがほどけること」の意味から転じて、「物事が良くない方向に向かうこと」の意味でも使われるようになりました。
綻びるを用いた例文としては、「袖口(そでぐち)が綻びる」や、
「それをきっかけに人生が綻び始める」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「縫い目などがほどけること」の意味で、
後者の例文は「物事が良くない方向に向かうこと」の意味で使用しています。
以上が「綻びるの読み方と意味、”ほろびる”と”ほころびる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど