さて日常的に使われるもので「綻びる」という言葉があります。
この綻びるに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは綻びるの読み方と意味、「ほろびる」と「ほころびる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.綻びるの正しい読み方は「ほろびる」「ほころびる」?
では綻びるの正しい読み方は、「ほろびる」「ほころびる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、綻びるの正しい読み方は「ほころびる」になります。
綻びるの”綻”は「ほころ(びる)」「たん」と読むことはできますが、
「ほろ(びる)」と読むことはできないので、綻びるを「ほろびる」と読むのは間違いです。
「ほろびる」というのは、”滅びる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で綻びるの意味について解説していきます。
2.綻びるの意味について
では綻びるの意味について見ていきましょう。
まず綻びるは「縫い目などがほどけること/花の蕾(つぼみ)が少し開くこと/表情が和(やわ)らぐこと/物事が良くない方向に向かうこと」の意味として用いられています。
「縫い目などがほどけること」の意味から転じて、「物事が良くない方向に向かうこと」の意味でも使われるようになりました。
綻びるを用いた例文としては、「袖口(そでぐち)が綻びる」や、
「それをきっかけに人生が綻び始める」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「縫い目などがほどけること」の意味で、
後者の例文は「物事が良くない方向に向かうこと」の意味で使用しています。
以上が「綻びるの読み方と意味、”ほろびる”と”ほころびる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 綻びるの正しい読み方は「ほころびる」で、「ほろびる」は間違い。
- 綻びるは「縫い目などがほどけること/花の蕾が少し開くこと/表情が和らぐこと/物事が良くない方向に向かうこと」の意味。