さて日常的に使われるもので「自粛」という言葉があります。
この自粛に使用されている漢字(特に”粛”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは自粛の読み方と意味、「じしゅく」と「じせい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.自粛の正しい読み方は「じしゅく」「じせい」?
では自粛の正しい読み方は、「じしゅく」「じせい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、自粛の正しい読み方は「じしゅく」になります。
自粛の”粛”は「つつし(む)」「しゅく」と読むことはできますが、
「せい」と読むことはできないので、自粛を「じせい」と読むのは間違いです。
また自粛(じしゅく)のように「自(じ)」が用いられている言葉には、
「自省(じせい)・自作(じさく)・自営(じえい)・各自(かくじ)」などがあります。
自粛(じしゅく)のように「粛(しゅく)」が用いられている言葉には、
「厳粛(げんしゅく)・粛々(しゅくしゅく)・粛正(しゅくせい)・静粛(せいしゅく)」などがあります。
次の章で自粛の意味と類義語について解説していきます。
2.自粛の意味と類義語について
では自粛の意味と類義語について見ていきましょう。
まず自粛は「自ら進んで行動や態度を慎(つつし)むこと」の意味として用いられています。
慎むというのは、”控えめにしたり、気を付ける(慎重になる)こと”を意味します。
自粛を用いた例文としては、「激しい運動を自粛する」や、
「自粛ムードの中、一人で旅行する」のような使い方で用いられています。
また自粛の類義語としては、「我慢(がまん)・自制(じせい)・自重(じちょう)・謹慎(きんしん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても自粛と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「自粛の読み方と意味、”じしゅく”と”じせい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 自粛の正しい読み方は「じしゅく」で、「じせい」は間違い。
- 自粛は「自ら進んで行動や態度を慎むこと」の意味。
- 自粛の類義語には、「我慢・自制・自重・謹慎」などがある。