さて日常的に使われるもので「漂う」という言葉があります。
この漂うに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
漂うがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは漂うの読み方と意味、「さまよう」と「ただよう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.漂うの正しい読み方は「さまよう」「ただよう」?
では漂うの正しい読み方は、「さまよう」「ただよう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、漂うの正しい読み方は「ただよう」になります。
漂うの”漂”は「ただよ(う)」「ひょう」と読むことはできますが、
「さまよ(う)」と読むことはできないので、漂うを「さまよう」と読むのは間違いです。
「さまよう」というのは、”彷徨う”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で漂うの意味と類義語について解説していきます。
2.漂うの意味と類義語について
では漂うの意味と類義語について見ていきましょう。
まず漂うは「空中や水面に浮かんで揺れ動くこと/ある雰囲気や香りがその場に満ちること/あてもなく彷徨(さまよ)うこと」の意味として用いられています。
漂うを用いた例文としては、「海面に漂うゴミ」や、
「険悪な空気が漂う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「空中や水面に浮かんで揺れ動くこと」の意味で、
後者の例文は「ある雰囲気や香りがその場に満ちること」の意味で使用しています。
また漂うの類義語としては、「漂流(ひょうりゅう)・浮遊(ふゆう)・浮流(ふりゅう)・浮揚(ふよう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても漂うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「漂うの読み方と意味、”さまよう”と”ただよう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 漂うの正しい読み方は「ただよう」で、「さまよう」は間違い。
- 漂うは「空中や水面に浮かんで揺れ動くこと/ある雰囲気や香りがその場に満ちること/あてもなく彷徨うこと」の意味。
- 漂うの類義語には、「漂流・浮遊・浮流・浮揚」などがある。