さて日常的に使われるもので「脚気」という言葉があります。
この脚気に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
脚気がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは脚気の読み方と意味、「かっけ」と「きゃくき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.脚気の正しい読み方は「かっけ」「きゃくき」?
では脚気の正しい読み方は、「かっけ」「きゃくき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、脚気の正しい読み方は「かっけ」になります。
脚気の”脚”は「あし」「きゃく」「かく」、”気”は「き」「け」と読むことができますが、脚気は「かっけ」と読むのが正しく、「きゃくき」と読むのは間違いです。
また脚気の”脚”の読み方は「かく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「かっ」という読み方をすることはできません。
脚気のように「かくけ」ではなく、「かっけ」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
脚気であれば、脚(かく)+気(け)なので、気(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で脚気の意味について解説していきます。
2.脚気の意味について
では脚気の意味について見ていきましょう。
まず脚気は「ビタミンB1の欠乏(けつぼう)のため、手足が痺(しび)れたりむくんだりする病気のこと」の意味として用いられています。
脚気は白米を主食とする地方に多発した病気で、かつての日本で国民病とされていました。
ビタミンの不足が原因と判明したため、現在では治療や予防が可能になりました。
以上が「脚気の読み方と意味、”かっけ”と”きゃくき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 脚気の正しい読み方は「かっけ」で、「きゃくき」は間違い。
- 脚気は「ビタミンB1の欠乏のため、手足が痺れたりむくんだりする病気のこと」の意味。