このページでは熟すの読み方と意味、「こなす」と「じゅくす」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.熟すの正しい読み方は「こなす」「じゅくす」?

 

結論から言ってしまうと、熟すの正しい読み方は「こなす」「じゅくす」の両方になります

 

熟すの”熟”は「う(れる)」「こな(す)」「じゅく」と読むことができます。

 

 

一般的には熟すは「じゅくす」と読むことが多いです。

 

ただ熟すは「こなす」「じゅくす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で熟すの意味について解説していきます。

 

2.熟すの意味について

 

熟す(こなす)は「細かく砕くこと/食べたものを消化すること/思いのまま自在に扱うこと/仕事などをうまく処理すること/(動詞の連用形に付いて)巧みに~する意」の意味として用いられています。

 

 

熟すを「こなす」と読むと上記のような意味になりますが、
「じゅくす」と読むと「果実がよく熟(う)れること/適当な時期や十分な程度・状態になること/上手になること」の意味となります

 

このように熟すは「こなす」「じゅくす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

熟すを用いた例文としては、「車を乗り熟(こな)す」や、
「機が熟(じゅく)す」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「(動詞の連用形に付いて)巧みに~する意」の意味で、後者の例文は「適当な時期や十分な程度・状態になること」の意味で使用しています。

 

 

 

また熟す(こなす)の類義語としては、「自在(じざい)・駆使(くし)・操作(そうさ)・手捌き(てさばき)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても熟すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「熟すの読み方と意味、”こなす”と”じゅくす”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 熟すの正しい読み方は「こなす」「じゅくす」の両方。
  • 熟す(こなす)は「細かく砕くこと/食べたものを消化すること/思いのまま自在に扱うこと/仕事などをうまく処理すること/(動詞の連用形に付いて)巧みに~する意」の意味。
  • 熟す(じゅくす)は「果実がよく熟れること/適当な時期や十分な程度・状態になること/上手になること」の意味。
  • 熟す(こなす)の類義語には、「自在・駆使・操作・手捌き」などがある。

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!