結論から言ってしまうと、熟すの正しい読み方は「こなす」「じゅくす」の両方になります。
熟すの”熟”は「う(れる)」「こな(す)」「じゅく」と読むことができます。
一般的には熟すは「じゅくす」と読むことが多いです。
ただ熟すは「こなす」「じゅくす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で熟すの意味について解説していきます。
熟す(こなす)は「細かく砕くこと/食べたものを消化すること/思いのまま自在に扱うこと/仕事などをうまく処理すること/(動詞の連用形に付いて)巧みに~する意」の意味として用いられています。
熟すを「こなす」と読むと上記のような意味になりますが、
「じゅくす」と読むと「果実がよく熟(う)れること/適当な時期や十分な程度・状態になること/上手になること」の意味となります。
このように熟すは「こなす」「じゅくす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
熟すを用いた例文としては、「車を乗り熟(こな)す」や、「機が熟(じゅく)す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(動詞の連用形に付いて)巧みに~する意」の意味で、後者の例文は「適当な時期や十分な程度・状態になること」の意味で使用しています。
以上が「熟すの読み方と意味、”こなす”と”じゅくす”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど