結論から言ってしまうと、肉薄の正しい読み方は「にくはく」になります。
肉薄の”薄”は「うす(い)」「はく」と読むことができますが、
肉薄は「にくはく」と読むのが正しく、「にくうす」と読むのは間違いです。
また肉薄(にくはく)のように「肉(にく)」が用いられている言葉には、
「肉眼(にくがん)・朱肉(しゅにく)・肉声(にくせい)・皮肉(ひにく)」などがあります。
肉薄(にくはく)のように「薄(はく)」が用いられている言葉には、
「軽薄(けいはく)・希薄(きはく)・薄暮(はくぼ)・薄命(はくめい)」などがあります。
次の章で肉薄の意味について解説していきます。
肉薄は「敵陣などに身をもって迫(せま)ること/(距離や実力差などで)相手の間近に迫ること/鋭く問い詰めること」の意味として用いられています。
肉薄を用いた例文としては、「1位の選手に肉薄する」や、
「例の件について上司に肉薄する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(距離や実力差などで)相手の間近に迫ること」の意味で、後者の例文は「鋭く問い詰めること」の意味で使用しています。
また肉薄の類義語としては、「接近(せっきん)・猛追(もうつい)・追及(ついきゅう)・糾弾(きゅうだん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても肉薄と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「肉薄の読み方と意味、”にくうす”と”にくはく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど