さて日常的に使われることはあまりないですが、「肉芽」という言葉があります。
この肉芽に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
肉芽がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは肉芽の読み方と意味、「にくめ」と「にくが」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.肉芽の正しい読み方は「にくめ」「にくが」?
では肉芽の正しい読み方は、「にくめ」「にくが」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、肉芽の正しい読み方は「にくが」になります。
肉芽の”芽”は「め」「が」と読むことができますが、肉芽は「にくが」と読むのが正しく、「にくめ」と読むのは間違いです。
また肉芽(にくが)のように「肉(にく)」が用いられている言葉には、
「肉眼(にくがん)・朱肉(しゅにく)・肉声(にくせい)・皮肉(ひにく)」などがあります。
肉芽(にくが)のように「芽(が)」が用いられている言葉には、
「胚芽(はいが)・発芽(はつが)・麦芽(ばくが)・出芽(しゅつが)」などがあります。
次の章で肉芽の意味について解説していきます。
2.肉芽の意味について
※上は零余子(むかご)の写真
では肉芽の意味について見ていきましょう。
まず肉芽は「皮膚などが傷を受けたときに、その回復を早めるために傷の表面に盛り上がってくる赤くやわらかい結合組織のこと/零余子(むかご)のこと」の意味として用いられています。
零余子というのは”腋芽(えきが、わきめ)が養分を蓄えて球状となったもの”で、腋芽というのは”葉の付け根にできる芽のこと”を指します。
以上が「肉芽の読み方と意味、”にくめ”と”にくが”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 肉芽の正しい読み方は「にくが」で、「にくめ」は間違い。
- 肉芽は「皮膚などが傷を受けたときに、その回復を早めるために傷の表面に盛り上がってくる赤くやわらかい結合組織のこと/零余子のこと」の意味。