さて日常的に使われるもので「篤い」という言葉があります。
この篤いに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは篤いの読み方と意味、「あつい」と「とくい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.篤いの正しい読み方は「あつい」「とくい」?
では篤いの正しい読み方は、「あつい」「とくい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、篤いの正しい読み方は「あつい」になります。
篤いの”篤”は「あつ(い)」「とく」と読むことができますが、
篤いは「あつい」と読むのが正しく、「とくい」と読むのは間違いです。
次の章で篤いの意味と類義語について解説していきます。
2.篤いの意味と類義語について
では篤いの意味と類義語について見ていきましょう。
まず篤いは「労(いたわ)りの心が強いこと/病気が重いこと。容体が悪いこと」の意味として用いられています。
労わりというのは、”相手の苦労や努力に同情して、温かく接したり大事に扱ったりすること”を意味します。
篤いを用いた例文としては、「彼は情に篤い人だ」や、
「病が篤いことは知らなかった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「労りの心が強いこと」の意味で、
後者の例文は「病気が重いこと。容体が悪いこと」の意味で使用しています。
「労りの心が強いこと」の場合は、”篤い”だけでなく”厚い”と書き表されることもあります。
また篤いの類義語としては、「重患(じゅうかん)・重篤(じゅうとく)・危篤(きとく)・重症(じゅうしょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても篤いと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「篤いの読み方と意味、”あつい”と”とくい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 篤いの正しい読み方は「あつい」で、「とくい」は間違い。
- 篤いは「労りの心が強いこと/病気が重いこと。容体が悪いこと」の意味。
- 篤いの類義語には、「重患・重篤・危篤・重症」などがある。