さて日常的に使われるもので「濃やか」という言葉があります。

 

この濃やかに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
濃やかがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは濃やかの読み方と意味、「こいやか」と「こまやか」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.濃やかの正しい読み方は「こいやか」「こまやか」?

 

では濃やかの正しい読み方は、「こいやか」「こまやか」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、濃やかの正しい読み方は「こまやか」になります

 

 

濃やかの”濃”は「こ(い)」「こま(やか)」「のう」と読むことができますが、濃やかは「こまやか」と読むのが正しく、「こいやか」と読むのは間違いです

 

 

次の章で濃やかの意味と類義語について解説していきます。

 

2.濃やかの意味と類義語について

 

では濃やかの意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず濃やかは「色や密度が濃(こ)いさま/思いやりの気持ちが隅々(すみずみ)まで行き届いているさま。心がこもっているさま」の意味として用いられています。

 

 

「こまやか」は一般的には”細やか”と書き表されることが多いですが、”濃やか”は「色や密度が濃いさま」、”細やか”は「思いやりの気持ちが隅々まで行き届いているさま。心がこもっているさま」の意味で使い分けられることが多いです。

 

ただ”濃やか・細やか”のどちらも同じ意味を持っているため、しっかりと覚えておきましょう。

 

 

 

例文としては、「緑(みどり)濃やかな森林がある」や、「細やかな気配りに感動した」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「色や密度が濃いさま」の意味で、後者の例文は「思いやりの気持ちが隅々まで行き届いているさま。心がこもっているさま」の意味で使用しています。

 

 

 

また濃やかの類義語としては、「濃厚(のうこう)・濃密(のうみつ)・濃淡(のうたん)・派手(はで)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても濃やかと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「濃やかの読み方と意味、”こいやか”と”こまやか”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 濃やかの正しい読み方は「こまやか」で、「こいやか」は間違い。
  • 濃やかは「色や密度が濃いさま/思いやりの気持ちが隅々まで行き届いているさま。心がこもっているさま」の意味。
  • 濃やかの類義語には、「濃厚・濃密・濃淡・派手」などがある。

 

 

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