結論から言ってしまうと、濃やかの正しい読み方は「こまやか」になります。
濃やかの”濃”は「こ(い)」「こま(やか)」「のう」と読むことができますが、濃やかは「こまやか」と読むのが正しく、「こいやか」と読むのは間違いです。
次の章で濃やかの意味について解説していきます。
濃やかは「色や密度が濃(こ)いさま/思いやりの気持ちが隅々(すみずみ)まで行き届いているさま。心がこもっているさま」の意味として用いられています。
「こまやか」は一般的には”細やか”と書き表されることが多いですが、”濃やか”は「色や密度が濃いさま」、”細やか”は「思いやりの気持ちが隅々まで行き届いているさま。心がこもっているさま」の意味で使い分けられることが多いです。
ただ”濃やか・細やか”のどちらも同じ意味を持っているため、しっかりと覚えておきましょう。
例文としては、「緑(みどり)濃やかな森林がある」や、「細やかな気配りに感動した」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「色や密度が濃いさま」の意味で、後者の例文は「思いやりの気持ちが隅々まで行き届いているさま。心がこもっているさま」の意味で使用しています。
以上が「濃やかの読み方と意味、”こいやか”と”こまやか”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど